「お名前.com デスクトップクラウド for FX」がリニューアルし、「お名前.comデスクトップクラウド for MT4」へと生まれ変わりました。
新しく追加されたライトプランとはどのような特徴があるのか?お得なのかどうかをレビューしてみました。
デスクトップクラウド for MT4とは?
従来のfor FXからフルリニューアル!
「デスクトップクラウド for MT4」は、従来の「デスクトップクラウド for FX」のサービスを継承しつつ、2019年1月23日(水)にフルリニューアルしました。
元々、「デスクトップクラウド for FX」はFXの自動売買用として使用する方が多かったと思いますが、自動売買といえば、定番のMT4!ということで、MT4中心の自動売買をする人には嬉しい特化型サービスへと生まれ変わっています。
SSD搭載により、高速化を実現
FX自動売買は、同じEA(自動売買プログラム)を運用していても、個々のPCスペックやネット環境により、どうしてもトレード結果に差が生じることもあります。
そのため、PCスペックやネット環境は非常に重要となりますが、「デスクトップクラウド for MT4」は、全てのプランにSSDを搭載することにより、高速化を実現しています。
SSDはHDD(ハードディスクドライブ)と同じ記憶装置ですが、HDDよりも読み書きの速度が非常に早く、最近はSSDが主流となりつつあります。SSD搭載により、MT4の起動速度が従来比2倍以上など、大幅にパフォーマンス向上している点は嬉しいですね。
Windows Server 2019採用で安定性を実現
デスクトップクラウドサービスを利用する大きな理由の一つが、サーバーOSを採用している点です。Windows10などの個人用に作られたコンシューマーOSとは異なり、高いネットワーク性能と安定性を求められるサーバーOSとでは、自然と安定性にも違いが出ます。
FX自動売買する上で最も重要となるのが、安定したFX取引環境があるかどうかです。もちろん、自宅のPCでも運用することはできますが、24時間フル稼働による負荷は大きく、ポジションを持ったまま、フリーズして思わぬ損失を被ることもあります。
私も以前は自宅PCでの運用を考えていた時期もありましたが、今ではデスクトップクラウド以外の選択肢は考えられません。
主要FX4社のMT4をプリインストール
お名前ドットコムデスクトップクラウドには、MT4公式と主要FX4社のMT4があらかじめプリインストールされています。プリインストールされているFX4社は以下の通り。
- 楽天証券
- 外為ファイネスト
- FOREX.com
- Titan FX
パソコン初心者にとっては、MT4のインストールも結構ハードルが高かったりするため、上記FX会社を使っている人は安心です。
ライトプラントとは?
MT4のみを稼働させたい人向け
ライトプランはMT4のみを稼働させることを目的に作られたプランです。EAのバックテストやMT4以外のアプリケーションをインストールできない代わりに、料金も安く設定されています。
使用できるFX会社に制約あり
ライトプランでは、あらかじめ用意されている以下の選べるMT4以外のFX会社では運用することができません。他のFX会社を利用したい人は、専有プラン(1~8GB)を契約する必要があります。
- 楽天証券
- 外為ファイネスト
- FOREX.com
- Titan FX
月額料金は全プランの中で最安
プラン | 月額料金 |
---|---|
ライト | 1,620円~ |
1GB | 2,160円~ |
1.5GB | 2,213円~ |
2GB | 4,193円~ |
4GB | 5,850円~ |
8GB | 12,600円~ |
※消費税は別です
どのプランも初期費用は無料で、1ヶ月契約~36ヶ月契約まで用意されています。基本的にどのプランも契約期間が伸びるほど、月額料金が割安になっていきますが、1.5GBプラン以外は12ヶ月以上の契約で最も安くなります。
ライトプランはMT4を稼働させることのみに特化し、他の機能を制限していることから、月額料金でも最も安いプランとなっています。機能制限以外にも、ライトプランはスペック的に注意して確認しておくべき箇所があります。
専有ではなく共有サーバー
ライトプランの次に安い月額料金で利用できる1GBプラントスペックを比較してみました。
スペック | ライトプラン | 1GBプラン |
---|---|---|
OS | Windows Server 2019 | Windows Server 2019 |
メモリ | 2GB(共有) | 1GB |
SSD容量 | 5GB | 50GB |
CPU | 2コア共有 | 1コア |
アプリインストール | × | 〇 |
ブラウザ利用 | × | 〇 |
バックテスト | × | 〇 |
メモリやCPUに関しては、一見ライトプランの方が優秀に見えますが、「共有」であることがポイントです。1GB~プランは専有のため、1ユーザーにリソースが割り当てられますが、共有のライトプランではその名の通り、複数ユーザーでリソースを共有します。
そのため、一緒に利用するユーザー次第では、実際の処理能力や安定した取引環境という面では1GBプランの方が上となるでしょう。
プラン変更はできない
ライトプランから、専有プラン(1GB~8GB)へプラン変更することはできません。同じく、専有プランであっても、上位プランへの変更は可能となりますが、下位プランへは変更できません。
プラン変更したい場合は、一度解約し、もう一度契約し直す必要があります。当然ですが、この際MT4もインストールし直し、EAも設定し直しになるので、注意しましょう。
まとめ:ライトプランはお得か?
共有サーバーであることの懸念
ライトプランは月額料金を見ると、全プランの中で最も安く、メモリも2GBとスペック的にもお得なように感じます。ただし、他のプランが専有サーバーなのに対し、ライトプランは共有サーバーであるという大きな懸念点があります。
共有サーバーは、CPUやメモリネットワークなどのリソースを複数のユーザーで共有するため、ヘビーユーザーが現れた場合、実際の処理能力や取引環境の安定性に大きく影響を及ぼす可能性があります。
基本的には専有プランがおすすめ
ライトプランには上記以外にも、MT4以外のアプリをインストールできない、ブラウザを使用できない、EAのバックテストをできないなどのデメリットも大きいため、基本的には専有プランがおすすめです。
専有プランにはメモリ1GB・1.5GB・2GB・4GB・8GBの5種類が用意されていますが、EAを10個以上同時に動かすようなヘビーユーザーで無い限りは、メモリ1GB~2GBで十分です。
中でも、1.5GBプランはスペック的には1GBプランと2GBプランの中間にありながら、価格は1GBプラン寄りとなっており、コストパフォーマンスは非常に高いです。36ヶ月契約になれば、1GBと1.5GBプランの差は月額53円しか無いことから、1.5GBのお得度は高いでしょう。
試しに使ってみたい人にはおすすめ
基本的には専有プランをおすすめしますが、デスクトップクラウドやMT4による自動売買がどんなものなのか試してみたい方は、ライトプランを契約してみるのも良いでしょう。
ただし、いつでもプランを移行できるように1ヶ月契約(最低利用期間3ヶ月)がおすすめです。また、ライトプランの場合は、上記にも記載している選べるMT4の4社以外では運用することができません。
使用予定のFX会社が選べるMT4に含まれているかは必ず確認しておくようにしましょう。
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